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冬の福島を車で巡ろう!雪景色と絶景を楽しむドライブスポット5選

冬の旅行といえば、温泉やウィンタースポーツを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

実は、福島県には冬だからこそ出会える美しい景色がたくさんあります。雪化粧した歴史ある町並み、白銀の山々、冬の湖に集まる白鳥など、季節が変わることで普段とは違った表情を見せてくれます。

福島県は広い県土を持ち、会津・中通り・浜通りで気候や積雪の状況も異なります。特に会津地方や山間部では積雪や路面凍結が発生しやすく、冬のドライブには事前の準備が欠かせません。

今回は、冬の福島で訪れたいドライブスポットを5か所紹介します。あわせて、都市部から自家用車やレンタカーで訪れる際に知っておきたい雪道運転の注意点も解説します。

大内宿|雪化粧した茅葺き屋根の町並みを楽しむ

福島県南会津郡下郷町にある「大内宿」は、江戸時代の宿場町の面影を今に残す観光スポットです。

街道沿いには茅葺き屋根の建物が並び、昔ながらの町並みを散策できます。冬になると周囲の山々や建物が雪に包まれ、まるで昔の日本へタイムスリップしたような風景が広がります。

特に雪が積もった日の大内宿は、茅葺き屋根と白い雪のコントラストが美しく、写真撮影にもおすすめです。

また、大内宿といえば、長ねぎを箸の代わりにして食べる「ねぎそば」も有名。雪景色を楽しんだ後に、温かいそばで体を温めるのも冬ならではの楽しみ方です。

車で訪れる場合は、下郷町方面からのアクセスが一般的です。ただし、周辺道路は積雪や凍結が発生することがあるため、スタッドレスタイヤを装着し、時間に余裕を持って移動しましょう。

なお、店舗の営業時間は天候や各店舗の事情によって変わる場合があります。食事や買い物を予定している場合は、事前に確認しておくと安心です。

鶴ヶ城|雪と赤瓦が織りなす会津の冬景色

会津若松市のシンボルとして知られる「鶴ヶ城」も、冬に訪れたい観光スポットの一つです。

鶴ヶ城の特徴は、国内でも珍しい赤瓦の天守閣。白い雪に包まれた城郭と赤瓦の組み合わせは、冬ならではの美しい景観を生み出します。

城内は博物館になっており、会津の歴史や戊辰戦争に関する展示を見学できます。屋外で雪景色を楽しむだけでなく、館内で歴史を学べるのも魅力です。

周辺には会津若松市街地の観光スポットや飲食店も多く、ドライブの途中に立ち寄りやすい場所です。

鶴ヶ城周辺は市街地に位置しているため、山間部の観光地と比べるとアクセスしやすい一方、積雪や朝晩の凍結には注意が必要です。特に駐車場の出入口や日陰になった道路では、路面が凍結していることもあります。

冬の会津観光では、鶴ヶ城を中心に市街地のグルメや歴史スポットを組み合わせて巡るのもおすすめです。

猪苗代湖|冬の白鳥と自然が生み出す氷の芸術

福島県の中央部に位置する猪苗代湖は、磐梯山を望む雄大な景色が魅力の湖です。

夏は湖水浴やマリンレジャーでにぎわいますが、冬になると白鳥が飛来し、湖畔は静かな冬の景色へと変わります。

白鳥は例年12月頃から姿を見せ始め、3月頃まで猪苗代湖で冬を越します。長浜や志田浜などは、白鳥を観察できる場所として知られています。

さらに、厳冬期には「しぶき氷」と呼ばれる自然現象を見ることもできます。

しぶき氷は、強い風によって湖水が湖岸の木々や岩などに吹き付けられ、それが凍り付くことで生まれる氷の造形です。自然の条件が重なって初めて見られる現象で、毎年同じ形になるわけではありません。

猪苗代湖周辺はドライブコースとしても魅力的ですが、湖岸は風が強く、道路や駐車場が凍結している場合もあります。

また、しぶき氷の観察場所まで歩く際は、積雪や凍結した足元に注意が必要です。無理に湖岸へ近づかず、安全な場所から冬の景色を楽しみましょう。

裏磐梯・五色沼|雪に包まれた湖沼群を眺める

北塩原村にある裏磐梯エリアは、湖沼や森林など豊かな自然に恵まれた観光地です。

なかでも「五色沼湖沼群」は、沼ごとに異なる水の色が楽しめることで知られています。季節や天候、光の当たり方によって水面の色合いが変化し、訪れるたびに違った表情を見せてくれます。

冬になると周囲の木々や地面が雪に覆われ、雪景色と沼の色が織りなす幻想的な風景を楽しめます。

ただし、冬の五色沼は夏や秋と同じ感覚で散策できる場所ではありません。自然探勝路には積雪や凍結があり、場所によっては冬用の装備が必要になります。

気軽な観光として訪れる場合は、現地の積雪状況や散策路の利用状況を事前に確認しましょう。無理に雪道へ立ち入らず、周辺の安全な場所から景色を楽しむことも大切です。

裏磐梯周辺は標高が高く、会津若松市街地や猪苗代町周辺よりも積雪が多くなることがあります。車で訪れる際は、冬用タイヤの装着はもちろん、天候や道路状況を確認してから出発しましょう。

芦ノ牧温泉|雪景色と温泉で冬のドライブを締めくくる

会津若松市の南部に位置する芦ノ牧温泉は、阿賀川沿いの渓谷に温泉宿が立ち並ぶ温泉地です。

山々に囲まれた自然豊かな場所にあり、冬には周辺の景色が雪に包まれます。渓谷を眺めながら温泉に浸かれば、冬のドライブで冷えた体をゆっくり温められます。

芦ノ牧温泉の魅力は、温泉だけではありません。会津若松市街地や大内宿など、周辺の観光スポットと組み合わせやすいこともポイントです。

日帰り入浴を利用したり、温泉宿に宿泊してゆっくり過ごしたりと、旅行のスタイルに合わせて楽しめます。

特に都市部から長距離を運転して訪れる場合は、観光スポットを詰め込みすぎず、温泉で休憩する時間を設けるのもおすすめです。

なお、日帰り入浴の可否や利用時間は施設によって異なります。事前に各施設の公式情報を確認しておきましょう。

都市部から福島へ!冬のドライブで準備したいこと

冬の福島県を車で巡るなら、観光スポット選びと同じくらい大切なのが事前準備です。

特に、普段あまり雪道を運転しない人や、都市部からレンタカーで訪れる人は、出発前に冬の道路事情を確認しておきましょう。

スタッドレスタイヤを必ず確認する

冬の福島県を車で旅行する場合、スタッドレスタイヤの装着は基本的な準備です。

雪道や凍結路面では、通常のタイヤでは十分なグリップを得られず、ブレーキをかけても思うように止まれない可能性があります。

レンタカーを利用する場合は、予約時にスタッドレスタイヤが装着されているか確認しましょう。

また、四輪駆動車であっても、タイヤが滑りにくくなるわけではありません。4WDだから雪道でも安心と考えず、タイヤの状態と路面状況に合わせて慎重に運転することが大切です。

チェーンや冬用装備も準備する

スタッドレスタイヤを装着していても、急な大雪や積雪の多い道路ではタイヤチェーンが必要になる場合があります。

特定の区間ではチェーン規制が実施されることもあり、その場合はスタッドレスタイヤを装着していてもチェーンを装着しなければ通行できません。

自家用車で訪れる場合は、車に適合するチェーンを準備しておきましょう。

レンタカーの場合は、チェーンの貸し出しがあるか、必要になった際にどのように対応するのかを事前に確認しておくと安心です。

そのほか、雪かき用のスコップ、防寒具、手袋、飲料水、モバイルバッテリーなども用意しておくと、万が一の際に役立ちます。

急ブレーキ・急ハンドル・急発進を避ける

雪道や凍結路面では、普段と同じ感覚で運転するのは危険です。

特に注意したいのが、急ブレーキ・急ハンドル・急発進の3つです。

急な操作はタイヤのグリップを失う原因となり、車が横滑りする可能性があります。

雪道では速度を十分に落とし、普段よりも車間距離を長く取りましょう。カーブの手前では早めに減速し、ハンドルやブレーキをできるだけ穏やかに操作することが大切です。

また、橋の上やトンネルの出入口、日陰になっている場所は、周囲の道路よりも路面が凍結しやすいポイントです。

一見すると濡れているだけに見える路面でも、実際には凍結している場合があります。特に朝晩の運転では慎重に走行しましょう。

レンタカーは冬装備と補償内容を確認する

都市部から新幹線などで福島県を訪れ、現地でレンタカーを借りる旅行スタイルもあります。

その場合は、車両の予約時に以下の点を確認しておきましょう。

  • スタッドレスタイヤが標準装備されているか
  • 4WD車を選択できるか
  • タイヤチェーンの貸し出しがあるか
  • 雪道でのトラブルに対応するロードサービスがあるか
  • 事故や車両トラブル時の補償内容

特に冬の山間部を走行する予定がある場合は、車両の装備や補償内容を確認しておくことが重要です。

雪道の運転に不慣れな場合は、無理に山間部へ向かわず、比較的積雪の少ないエリアを中心に観光することも検討しましょう。

冬季通行止めに注意!出発前に道路情報を確認しよう

福島県内には、磐梯吾妻スカイラインや西吾妻スカイバレーなど、絶景ドライブで人気の観光道路があります。

しかし、これらの道路は標高が高く、冬になると積雪や路面凍結の影響を受けるため、冬季通行止めとなります。

2026年度は、以下の観光道路で冬季通行止めが予定・実施されています。

  • 西吾妻スカイバレー:2026年11月4日17時から冬季通行止め
  • 磐梯吾妻スカイライン:2026年11月13日17時から冬季通行止め予定
  • 磐梯山ゴールドライン:2026年11月13日17時から冬季通行止め予定
  • 磐梯吾妻レークライン:2026年11月13日17時から冬季通行止め予定

※上記は2026年11月5日時点の情報です。降雪や路面凍結などの状況によって、予定より早く通行止めになる場合もあります。

観光道路だけでなく、一般道でも大雪や路面状況によって通行規制が行われることがあります。

出発前には、福島県の道路交通情報や道路ライブカメラ、気象情報などを確認しましょう。

特に、都市部から長距離を移動する場合は、目的地周辺だけでなく、途中で通過する地域の天候や道路状況も確認しておくことが大切です。

安全に気を付けながら、冬の福島ドライブを楽しもう

福島県には、冬だからこそ楽しめる景色や観光スポットがたくさんあります。

雪化粧した大内宿や鶴ヶ城、白鳥が飛来する猪苗代湖、雪に包まれた裏磐梯の自然、そして芦ノ牧温泉。

車で巡ることで、公共交通機関だけでは訪れにくい場所にも足を延ばしやすくなります。

一方で、冬の福島は地域によって積雪量や道路状況が大きく異なります。特に雪道に慣れていない人は、事前の準備と無理のない計画が欠かせません。

スタッドレスタイヤやチェーンなどの冬用装備を整え、出発前には最新の道路情報を確認する。天候が悪い場合は予定を変更する判断も大切です。

安全を第一に、冬ならではの景色や温泉、グルメを楽しむ福島ドライブへ出かけてみてはいかがでしょうか。